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アポロの歌(漫画)

なんかこの作品は、性と生をテーマにしていて少年漫画にしては裸体とか濡れ場ばっかりだったので当時有害図書扱いされてたようです。

お互いが違う性器を持ち、性器を介さないと本当の意味で心から愛し合うことができないというメッセージは『人間ども集まれ』に通じるところがあると思います。
あの作品同様、性のない人間が世界を蹂躙しちゃったりします。あくまでも仮想世界なんやけどね。

こんなテーマだから、主人公は20代だと思ってたのですが少年漫画ということもあり中学生くらいでした。
うーん……中学生くらいって性的なことに興味持ったりするけどさ、逆に気持ち悪いって反応になる人もいるわけで。愛がわかんないって言う意味がわからなくもないんだな、これが。


ちなみに、主人公の愛する人はメルモちゃんベースです(笑)
主人公を逮捕しようと追っかける下田警部は、『奇子』にも登場してます。
メルモちゃんベースはともかく、下田警部は『奇子』の下田警部と同一人物かな?
それとも、ヒゲオヤジみたいにちょっくら警部の役を演じているだけなのかな?
にしても警部、性犯罪的なものの事件によくかかわってるよね…………。
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奇子(漫画)

この作品が手塚お師匠の最高傑作だと思いました。
私が今まで読んだ作品の中限定やねんけどね。

サディスティックなファンタジーでも、毒いっぱいのかわいらしいファンタジーでもなく、現実世界しかも戦後日本の地主一族の愛憎劇。
めっちゃいい加減な表現をすると、昼ドラ☆手塚治虫風味

主人公は、戦場から引き上げてきた地主一族・天外家の二男の仁朗。彼はアメリカ占領軍のスパイでもあり、陰で日本史を揺るがす裏工作をやってたりします。
彼が引き上げてきたとき、新しい妹がいることを知るのですが母親がもう40後半で、どう考えても生理上がっちゃってる感じなので、本当に妹が母親の子なのか疑問を持ちます。
結論を言うと、長男の嫁と父親が作った子どもなのですが。長男の嫁は、夫に言われるまま義父と肉体関係を……。

まあいろいろわけあって、妹の奇子は4歳から22年間暗い土蔵の中で幽閉されてしまいます。
彼女はその中で歪んでしまい、人とのつながりを求め誰とでも簡単に肉体で結びつこうとする子になってしまいました。


このドロドロっぷり&登場人物の狂いっぷりが超楽しかったです(笑)
まんま昼ドラやん。
ごきげんようの後に東海テレビさんに実写化してくれたら、本気で毎日欠かさず観るわぁ。

ラストは因果応報というか、奇子の狂気の復讐のような感じで終わっちゃっているのですが、もともとお師匠の構想では奇子を巡って新たな場所で新たな骨肉の争いになる予定だったようです。
だけど、人気がなかったのか打ち切りになってしまったとか。
天国のお師匠に続きがどんな感じなのか、聞いてみたいけどこの終わり方でもじゅうぶんスッキリしていると思います。
私はいいと思いました。

エンゼルの丘(漫画)

手塚治虫の大好物らしい人魚モチーフの少女漫画。
だけど『ピピちゃん』みたいな人間の上半身に魚のしっぽくっつけた残酷設定じゃなくって、天然の人魚だよ☆
半世紀以上前のなかよしで連載してたそうです。

人の姿を取りながらも、海でも暮らせる人魚姫が納める島を乗っ取ろうとする女祈祷師との仁義なき戦い。
人魚姫のルーナは色々わけあって、御曹司の青年に命を救われ日本で暮らすことに。
御曹司の妹のあけみちゃんとルーナは瓜二つなわけで、あけみちゃんがルーナと間違われて命を狙われてしまいます。
その後、ルーナは人魚の島に帰ってきたのですが、島は女祈祷師のせいで跡形もなく崩れ去ってしまいました……。

あらすじはざっくりこんな感じ。
前半はわがまま少女のあけみちゃんの精神的成長、後半は人魚姫ルーナが故郷と命運をともにするストーリーと、一度で二度おいしい作品です。
なかよしは5年に一度の頻度で、『セーラームーン』『CCさくら』『しゅごキャラ』と今日でも名作が出る雑誌ですが、結局のところ最後はヒロインの恋の行方メイン。
対する本作は、恋愛ではなく家族愛というもっと根本的な愛を描いていると思います。

黒いSFの名手な手塚師匠ですが、こういったロマンチックなファンタジーもうまいんですね。
絵柄もお上品でかわいらしかったです♥


追記:藤子・F・不二雄師匠がSFを「少し不思議」と表現するならば、手塚治虫師匠は「サディスティックなファンタジー」だよね(笑)

人間ども集まれ! (漫画)

最近小説ばっかり読んでたので、気分転換に手塚治虫を読んでいることがツイッター上で男友達にばれ、「古い」と言われるのかと思いきや、向こうは手塚治虫をリスペクトする人やったそうです(笑)
おかげさまで話が合います。

今回は1967~68年に大人向け漫画雑誌に発表された作品。
大人向けなわけで、『ロストワールド』や『メトロポリス』みたいなかわいらしいタッチではありません。
絵柄だけだったら、別人のよう。
だけど内容のブラックさは手塚御大そのものです。

ヘタレ主人公の天下太平があるとき特殊な精子(女性でも男性でもない性を持たない子を作ることができる)を持っており、それを用いて無性人間を量産することとなりました。
彼は博士の犬となり、毎日のように精子を絞り出すのですが、一つでも多くの精子を確保するために女性との性行為を楽しむことができません。
やがて誕生する子供たちは、女性でも男性でもないために種が残せないが、親の命令なら何でも聞き、外見もみんな同じというクローンっぽい子でした。
それが、何万人も量産されて国家に兵士として輸出されちゃうんです。
終いには、無性人間対無性人間の戦争ショーが開催されてしまったり。

結末はかなり残酷で、無性人間が反乱を起こし地球上の人間の生殖器を全部奪い捨ててみーんな無性人間になるというものでした。

いやぁ、マッドだね(笑)
両性具有というか、生まれつき性器のない人間は実在しますし、クローンの強い兵隊同士で戦争させようという動きがアメリカのペンタゴンで研究されてたりします。
さらには、戦争ショーも『スカイ・クロラ』という小説でテーマになってます。
本当、これからの物語世界、科学技術を先読みしていますねー。

友人からは『どろろ』と『ブラックジャック』推されています。
たぶんどっちも読むと思うです。

久々新作小説書き終えたった

就活しろってつっこまれそうだけど、とにかく事実。

原稿用紙換算で70枚に満たない長さの中編ですが、とりあえず完成。

私には珍しすぎる、現代日本が舞台。

若干ファンタジー要素もあるけど、基本リアリティあるです。

ジャンルがわかんないんだけど。

元々、私の周りで去年実際に起こった出来事をモチーフにしていたのですが、内容が危険分子を多く含んでいるだけにネット上で公開ができないし、話も中編になりそうでどこの文学賞に送ればいいのかわかんなかったので、途中で書くのをやめていました。

ですが、私の男友達の一人の「板東はダークな作品向き。恋人いたことないのに、恋愛もの書こうとするよりも血みどろな話のほうがいいと思う」というアドバイスを受けて、また書いてみようという気になりました。

無事に完成はしましたが、ブログ上での公開は見送ります。

一応タイトルだけは書いておこっかな。

『穴のない躰』

私にしては、けっこう過激な内容です。

ライトノベルじゃないもん、コレ。

それ以前に、ジャンルは何?!

虫愛づるひかりちゃん

鳥類は大嫌いですが、虫はなかなか好きなひかり(21)、求職中の学生です。

5月も末になったころ、家の壁にこんなものがいました。

2013_05310001.jpg

きゃたぴー(笑)
母や妹と「こんなところに来ても、葉っぱはないのにね」と話していました。

そして数日後。

2013_05310002.jpg

きゃたぴーはとらんせるに進化(笑)
鳥さんに無防備なところを食べられたくなかったらしく、板東家の軒下で蛹となりました。

そして孵化を待ち続けること一週間ちょいちょい。

2013_06110001.jpg

晴れた日の早朝、ついにばたふりーになりました!

あんなかわいらしかったむいむいが、こんな美しい蝶々へと変わるなんて、命って不思議です。

とある学校の先生が、生徒に命の大事さを知ってもらうために元気な鶏ちゃんを屠畜させて食べさせる授業をしたそうですが、命の大事さを知ってもらうならば、むいむいの成長過程を見てもらうだけでも十分だと思います。

メトロポリス(漫画)

続きます、手塚治虫のマンガ感想。

アトムの原型の、人造人間が主人公の残酷物語。
悪の組織の手駒として生まれた最強最悪の人造人間(男性と女性の両性具有)なミッチィ。
そんなミッチィは悪から逃れ、ヒゲオヤジとケン一の家で幸せに暮らしていたものの、ひょんなことから自分が他の人間と違うことに気づく……。
自分が他人を傷つけるために生まれた人造人間であると知り、人間に絶望したミッチィは復讐を決断するけども、身体の核を破壊されて壊れていく。

現代の単行本1冊くらいの長さ。
深い話でした。

ミッチィの「その気になれば人間を皆殺しにできる力」を、「大切な誰かを守る力」へと昇華したのが、数年後に登場するアトムなのかな。
アトムは作られたはいいけど、成長できないってだけでサーカスに売り飛ばされちゃいましたよね。
それでも、愛してくれるお茶の水博士やみんながいてくれたおかげで「自分を愛してくれる人間と世界を守りたい」って考えるようになったんだと思う。

ミッチィとアトムの違いは「自覚」。
アトムははじめから、自分がロボットだってわかってた。
一方のミッチィは、自分は終盤まで人間だと思ってた。
ミッチィがここまで絶望したのは、友達だったケン一や親代わりのヒゲオヤジまで自分が人間じゃないって事実を教えてくれなかったからでしょう。

人間と同じように育てたいと願ったミッチィを作った博士とケン一たちの願いが裏目に出た、最悪の結末。
最初に教えてあげたほうがよかったのかな?
黙っていつか訪れる最悪の結末を笑顔で見届ければよかったのかな?

この作品も「進んだ科学が人間の身を滅ぼす」残酷シリーズですが、私にとっては「願いと隠蔽」が印象に残る物語でした。

ロストワールド(漫画)

久々に手塚治虫のマンガを読んでみたり。

現代の単行本にして2冊分くらい?
エネルギーを秘めたママンゴ星という惑星が地球に接近するから、ママンゴ星に行こうって話。
前編は、星のエネルギーを蓄積した石をめぐる探偵ヒゲオヤジと敵の組織との仁義なき戦い。
手塚作品でおなじみのケン一少年は、博士にして獣を人間の脳構造に改造するマッドサイエンティスト(笑)
正直前編はあんまりワクワクしない。
この作品のミソは後編の、ママンゴ星へ行ってから。
デブな豚藻博士が、植物を美少女に改造し美少女を自分の嫁にしようっていうマッド&ゲスっぷり。
それはともかく、ヒゲオヤジとウサギ人間とケン一と、研究者諸々、植物少女2人、そして無断で乗り込んだ敵の組織たちで宇宙へ出発♪
まさにスペースオペラの幕開けです。
宇宙船で食糧が尽きて、ウサギ人間と植物少女を食べようとする連中が生々しくてやけにリアルでした……(笑)
私も同じことするかもって感じが。仲間なのにぃ。
星に無事ついても、醜い争い勃発。
そしてママンゴ星は、白亜紀っぽい星だと判明。
まぁいろいろわけあって、地球に無事生還できたのはヒゲオヤジだけ。
他は星に取り残されたり、死んでしまったり。


ここでよくわかった教訓。
人間が神のように生命を操作する力を手に入れてはいけない。
味方キャラのケン一見て、思いました。
彼は少年にして、獣に人間の頭脳を植え付ける技術を手にしましたが、最終的には星に取り残され、研究所も壊滅しました。
神を超える力を得たから、神(=手塚治虫)は彼も彼の研究も消したんだと思います。
だって、ウサギ人間のミイちゃんも最終的には死んじゃったし。
植物を人にする技術を持った豚藻博士も、結局死んだ。

ここで注意すべきことは、これは作者初期の70年近く前の作品ってことです。
作者はこの時期から、発達しすぎた科学技術に警鐘を鳴らしていました。
今は、人間の子どもの産み分けとか、IPS細胞とか、移植手術とか、RPGのNPCのAIとか、科学が発達しまくってます。
作者がまだご存命だったら、今の便利な技術はみんな未来を壊す怖い兵器でしかないのかな?
     
プロフィール

板東ひかり

Author:板東ひかり
平成生まれの、作家志望女子のブログです!
このブログは私の自作ドレス・ブックレビュー・ポケモン話の3本柱でやってま~す。
現在大絶賛就活中。
不景気は厳しいです。

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