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容疑者Xの献身

やっと読み終わりました。
このあと、ネタバレ大いに含みますのでまだ読んでないけど気が向いたら読みたい方、映画版のほうを観たい方のために追記に続きを書くことにします。
今年読んだ本のなかで一番です。さすがは直木賞受賞作!!
でも、今までのガリレオとはちょっと違った雰囲気でした。
凝ったトリックが売りのシリーズですが、今回は全然凝ってません。というか、トリック自体を売りにはしてません。
今回はアリバイを売りにしているんです。
殺人は序盤で親子が行うのですが、その処理を容疑者Xこと石神が行います。
翌日、遺体が河川敷で発見されます。ただし、顔はつぶされて指紋も焼かれています。
私たち読者は草薙さんやガリレオ先生とともに、犯人と容疑者親子のアリバイを追うことになります。
読者はもちろん犯人とその共犯を知ってるので、石神がどうしてこんな遺体の処理をしたのかを考えながら話を追います。
これは、親子を庇うカモフラージュのためにやったんだろうなと推測しながら読み進めるのですが、実はそこからが間違いなんです(笑)
実は遺体は、序盤に登場したものではなくって石神が新たに用意したものだったのです!!!
これ、ラスト20ページでわかる事実です。
親子にはアリバイがあるんです。そう、そもそもアリバイを考えること自体が間違っているんです。

それはそうと、殺人までして親子を庇う石神と珍しく論理的でない行動をとるガリレオ先生にはしみじみしちゃいます。今回は長編だけあって東野圭吾の社会派色がさらに濃いです。
あっと言わせるトリックの代わりに、石神の献身を物語の売りにするなんて誰も思いつかないはずです。
入れ替わりと聞いて、思いつくのは宮部みゆきの『火車』です。
犯人と思われていた人物は既に死んでいて、本当の犯人は別の人間になりすましているってオチでした。
宮部みゆきはトリックやアリバイよりも伏線を大お事にする作家ですが、東野圭吾はトリックと動機を大事にする作家だと思いました。
これほどに犯人に同情できる推理モノはないはずです。
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板東ひかり

Author:板東ひかり
平成生まれの、作家志望女子のブログです!
このブログは私の自作ドレス・ブックレビュー・ポケモン話の3本柱でやってま~す。
現在大絶賛就活中。
不景気は厳しいです。

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