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鋼殻のレギオス①

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小説中に上記のような表現をするものは基本的に私は大嫌いです。
擬音語でわかりやすくしたいのはよくわかりますが、文章で上手いことそこを表現すべきではないかと。
このような表現は西尾維新などがよく使っています。
そして、今回読んだこの本にも使われてました。

アニメ化とかされ、ライトノベルの学園モノ大賞てきなものを受賞しけっこう有名な本作ですが、知らないという方にちょっとご説明を。
地上が汚染獣というナウシカでいう腐海の蟲的なものがいる世界では、高いところに人工的に作られた街でしか人間は暮らせなくなります。
高いところにいるから安心という訳でもなく、剄という魔法のような力が使える動力源となる内臓を持つ一部の人々は武芸者(戦士みたいなもの)となって汚染獣と戦わねばなりません。
とある街(本作では自律移動都市と書いてレギオスと読む)で不祥事を起こした天才武芸者のレイフォンは、剣を捨てて学生だけが暮らす都市で穏やかな学生生活を送ろうとするのですが、入学式の日に暴動で襲われた同級生を助けたことによって生徒会長(=この都市の首長)に戦闘能力を認められて武芸科に移されます。
本当は武芸者として生きたくはないのに、一年生ながら先鋭部隊に入れられそこで仲間たちとともに戦うことによって自分のアイデンティティを見出そうとするというのが一巻時点でのおおまかな内容。

ちょっとこの作品に対する感想はいっぱいあるので、折りたたんどきます(笑)

まずは設定や話の内容に関して。

学園都市、個人的にこの設定はあまり好きではありません。
2000年代以降ののライトノベルはハイファンタジーから学園モノが主流となり、その発展形として学生が多く暮らす学園都市という設定が使われるようになりました。
このレギオス以外にも、『とある魔術の禁書目録』でも学園都市が舞台となってます。
ライトノベル層に主流の十代の読者が感情移入しやすいように、読者と同じ学生が主人公なのはよくわかります。
が、最近の作品はほとんどソレばっかりで設定がありきたりになりつつあるっ!
特に本作のように人口のほぼ100%が学生になると、つまり登場人物のほとんどが思春期の少年少女だけとなり話の幅がなくなります。
大人が登場する物語では、『賢者の知恵』やら『結婚離婚問題』やら『親子の確執』という設定が使えないこともないですが、この物語ではそれが一切できなくなる。これは実に惜しいことです。

あと、武芸者の設定にも異論があります。
前述のとおり、武芸者になれるのは剄という特殊な内臓を持つほんの一握りの人間だけです。
じゃあ、剄がない人はずっと守られるだけなの? って私は思いました。
守られるだけの存在ってイヤです。だから個人的にピーチ姫みたいなのは嫌い。マリオファミリーの中ではキャサリン派です。
だから、私がこの物語を書くなら全ての人間に剄を与えるか、剄が本当に必要なのは本作に出てくる念威操者(魔法使いみたいな存在)だけにします。後者なら、「剄がなくても、武芸者としてがんばるぞー!」って信念を持つ登場人物の葛藤とか書けます。
私の書きかけの小説にもそんな主要人物がいます。

ただ、魔法を科学で説明できるようにしたり、錬金術とパソコンのプログラム技術をミックスしたりする作者の想像力はなかなかのものです!

次に登場人物について。

まずはヒロインのニーナから。
戦う女性、私は個人的に大好きです。
男性に守られているだけのか弱い生き物ではないという反ジェンダー的な考え方によるバトルヒロインは、日本発祥のキャラ体系だとよくいわれます。
その始まりは、私の現住所豊中生まれの鬼才・手塚治虫の『リボンの騎士』だとか。手塚氏はこの物語で男性の精神状態を持つ少女を主人公にしましたが、これってもしかして今は理解されつつある性同一性障害をテーマにしていたのかもしれません。そう思うと、手塚治虫は最先端の人ですね。さすが!
話戻しますが、ニーナは女性ながらレイフォンら小隊の隊長です。女リーダーってなんだかカッコイイですね。

次に主人公のレイフォン。
嫌いです。
剣術の天才で超のつく最強、向かうところ敵なし。
この設定は悪くないです。
でも故郷での不祥事から、剣を持つのはあまり好ましくない。
これも悪くないでしょう。
肉体的には強いけど、精神的には弱い。
これもいいんじゃないでしょうか。
「これまで僕の剣で多くの人間を殺してきたけど、その過去が悪夢となって日々僕を襲い続ける。
まるで、人殺しの僕を責めるかのように――」
みたいなのは恒久のテーマです。
でもレイフォンはそんなんじゃない。
ど~でもいいことで、「あぁ、ヘタこいた」「どうしようどうしよう」って悩んでばっかり。
フツーに読んでいて腹が立ちます。
で、別に気があるわけでもない女の子の制服姿を見て「かわいいね」って言ったり。
しかもその女の子はレイフォンに気があるから、「脈あり……?」って内心思ったり。
それ、ただのタラシです!
でもその実レイフォンには故郷に好きな女の子がいたりします。
そういう思わせぶりな態度に振り回されるほうの女の子はかわいそうなので、現実社会では嫌われます。

そんな女性の目からはただのクズレイフォンなわけですが、そのせいなのか男友達は第一作時点では一人もいません。当たり前だわ、そんな女々しいヤツは。
ですがなぜかガールフレンドや彼に気がある女性は第一作時点では6人もいます。
ありえないわっ!
作者が男性なので、そういった男の理想が大きいのかも。
現実離れしてても許されるのは、読者の大半が男性だからでしょうか?

ライトノベルの表紙はたとえ主人公が男性でも萌えるヒロインというのが主流ですが、この作品ではレイフォンとニーナでした。ここは評価すべきでないかな、と。

同じ女性でもどうしようもなくくだらないヤツがいるのは、19年生きてきただけでもよ~くわかります。
だから男性に大いなる理想を紙の上で描けとは一言も言いませんし、私も書かないです。
でもヘタレていても女の子には好かれたいっていう幻想は、都合がよすぎるような。
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板東ひかり

Author:板東ひかり
平成生まれの、作家志望女子のブログです!
このブログは私の自作ドレス・ブックレビュー・ポケモン話の3本柱でやってま~す。
現在大絶賛就活中。
不景気は厳しいです。

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