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マルドゥック・スクランブル①

2011年はじまってまだ1か月ちょいちょいですが、
早くも今年最高峰の本に出会いました!

私は基本的にSF小説は読みません。スターウォーズとか映画は大好きなんですけど、本とまでいくと小難しい設定を目で追うのが……ね。
今まで唯一読んだのは、宮部みゆきの『ドリーム・バスター』のみです。宮部みゆきはご存じ、坂東ひかり御用達の作家です。

この作品にはあらすじにまず惹かれて読みました。

ええっと、この物語の調味料はスパイスが効きすぎています。残虐であり、性的描写もあります。というわけで、今回も追記編集にさせていただきます。


近未来で娼婦をやっているのが主人公・ルーン=バロットです。年齢は15歳。そう、未成年娼婦です。
自分の殻に閉じこもり、バロットはアイデンティティなどありませんでした。
バロットを変えたきっかけは良くも悪くも客に爆死させられかけたところを黄色いネズミとドクターの二人に救われ、驚異的な身体能力・戦闘能力そして機械を遠隔操作する力を得たことです。
バロットは自分を殺そうとした連中に報いるため、銃を握り戦うのですが力を濫用するとウフコックは血を流し苦しみます。ウフコックがもうぼろぼろになったところを敵がやってきて……、のところで1巻はおしまい。

作者は直木賞候補にもなった冲方丁。
この作品の特徴はふりがなの使い方です。
地の文はふつうの日本語なのに、ふりがなは英語だったりします。
そうすることで一つの言葉に複数の意味を持たせているのかもしれません。

物語の内容的には残虐でセクシュアルという意味では桜庭一樹と西尾維新に似ている気がします。
バロットの敵として登場する男たちには、殺した人間の体の部位を自分の身体に移植する奴らがいます。
だから体中に眼球があったり、乳房があったり、指だったり、なかには女性器だったり。
狂気じみている外見という意味では西尾維新寄りの設定です。
近親相姦や登場人物全員の繊細な心情など、内面的に描くという意味では桜庭一樹寄り。
この二人は共感できる登場人物は決して書いてないような気がします。
あくまでもファンタジーの住人のような。

バロットもウフコックも、共感できる人物です。
喋るネズミとか全身金属繊維の皮膚をまとった美少女は現実にはいませんが、内面とかは現実味あります。血と肉がちゃんと通っているように見えるんです。狂気じみた敵側にも、ちゃんと血と肉が見えます。
ここまで高度のスパイスをうまく使える作家はなかなかいませんよね。

特にバロットはお気に入りキャラです。
したたかに戦う女性は、女の子の憧れです!
辛い過去を背中に背負って、呪縛から解放されようとこれから精神的に強くなることが期待されます。

さてさてお次はお待ちかね、名作と名高いカジノの場面が登場する第2巻です。
あ! でもやっぱり愛玩王子最終章を優先させちゃいましょう(笑)
いろんな意味で気になりますからね。
たぶん酷評になります(笑)
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板東ひかり

Author:板東ひかり
平成生まれの、作家志望女子のブログです!
このブログは私の自作ドレス・ブックレビュー・ポケモン話の3本柱でやってま~す。
現在大絶賛就活中。
不景気は厳しいです。

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