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贖罪

『告白』で一世を風靡した女性作家・湊かなえの作品です。
それまであんまり興味なかった作家だったのですが、とある番組をきっかけに一冊読んでみようと思い今回感想を書く運びになりました。
毎週日曜の朝早くに、3人の各界著名人が対談するという番組があります。
3人は俳優だったり、映画監督だったり、音楽家だったり。
でもその回は私を激しく興奮させたわけです。
有川浩、万城目学、そして湊かなえです。

作家じゃん! しかも、有川浩と万城目学の本は読んだことあるぅっ♪
うっしゃ~、早起きして観るぞ!


作家はメディア露出が比較的少ないです。
こういうのを観れるのはある意味チャンスなんです。
日本のエンタテイメント小説を読まない両親にテレビ観ながら解説してました(笑)

有川浩はSFと恋愛もの、万城目学は一般文芸にしては超希少なファンタジーを守備範囲にしていますが、湊かなえは残酷物語が守備範囲だということが新たにわかったり。
でもそれ以前に、湊かなえのキャラが濃くておもしろかったのでこんな明るい淡路島の主婦がどんな残酷な話を書くのか興味が湧きました。
が、その前に『告白』の劇場版を予備知識としてDVDで観ましたが残酷すぎて笑えました☆
救いのないラストなのにカタルシスが……。

さてさて、本題といきましょうか。
ただしネタバレを絡めますので続きから読んでくださいませ。


仲良し4人グループ+東京からの美少女転校生の5人で遊んでたのですが、東京の美少女は何者かに殺されてしまいます。
犯人を目撃しているのは4人の少女たちですが、顔が思い出せません。
惨たらしい遺体を目の当たりにした少女たちはそれだけでもトラウマなのに、さらに美少女のママから追い打ちをかけるような「犯人を見つけるか、償いをしろ。それができないなら私があなたたちに復讐する」という言葉を浴びせられ、恐怖心に駆られた4人の運命は狂っていきます。

この物語はオニムバス形式で、4人の目撃者+美少女のママのモノローグという形で五者五様の視点で事件前後の立場・境遇・心理状態を絡めて進められていきます。
そして事件の全容は残酷な末路をたどった4人の少女もとい女性を目の当たりにした美少女のママのラストのモノローグで明らかになります。

モノローグという形なので会話文が極端に少ないですが、読みやすいです。
本来は三人称推奨の物語ですが、一人ひとりの心情を詳しく書くためならこういう形式の物語でも悪くないかもしれません。
いろんな視点からぶれずに書けるというメリットがありますから。

でも最後に救いがあったのが残念です。
せっかく登場人物全員がどん底まで落ちたんだから、上がることができないようにもっともっとズッタズタにしてもよかったように思います。
映画の『告白』は全員ズッタズッタになってよかったですよ~♪

残酷物語の名人といえば桜庭一樹を思い出しますが、私は湊かなえ派です。
桜庭一樹は世界を作る神としてはすごいですが、登場人物はみんな血肉が通ってなくて作者のお人形のようです。
現実的でなさすぎる言動や容姿だからでしょうか。
湊かなえは血肉が通ってるから、読んでて心から面白いと思えるし感情移入もできます。
これからも残酷物語が発表されるたびに、読んでみてもいいかもと思います。
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板東ひかり

Author:板東ひかり
平成生まれの、作家志望女子のブログです!
このブログは私の自作ドレス・ブックレビュー・ポケモン話の3本柱でやってま~す。
現在大絶賛就活中。
不景気は厳しいです。

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